とある居酒屋さんで「おすすめの日本酒を教えてください!」とお願いしたところ、出会ったのが秋田県・飛良泉本舗さんの「飛良泉 飛囀 鵠(ひらいづみ ひてん はくちょう)」になります。
一口飲んで、その甘味と酸味の絶妙なバランスと飲みやすさに感動!
後日、酒屋さんで、たまたま見つけ、自分で購入して飲んでみました。
実は私、いわゆる“昔ながらの日本酒”を連想させる「山廃仕込み」に少し苦手意識があったのですが、この「鵠」はそんな概念を覆す一本でした。
この記事では、「飛良泉 飛囀 鵠」の味わいを、開栓後の変化も含めて詳しくレビューします!
- 山廃仕込みの日本酒が少し苦手な方
- フルーティーでも、新しいタイプの日本酒を探している方
- 甘すぎず、酸味のはっきりした、さっぱりしたお酒が好きな方
こんな方には特におすすめの記事です。
「飛良泉 飛囀 鵠」とは?

「飛良泉 飛囀 鵠」は、室町時代から続く秋田県の蔵元「飛良泉本舗」さんが醸す、酸味にこだわった山廃純米吟醸酒です。
伝統的な山廃仕込みでありながら、モダンな味わいを取り入れた日本酒になります。
基本情報(スペック)はこちら

製造元 | 飛良泉本舗 |
特定名称 | 山廃 純米吟醸 |
アルコール度 | 14度 |
精米歩合 | 60% |
特徴 | 酸にこだわった酒造りをされています。 |
【シュゴリラくんレビュー】まるでグレープフルーツ!時間と共に変化する味わい
このお酒の魅力は、はっきりとした酸味と控えめな甘味、そして心地よい苦味のバランス。
そして、開栓してからの味の変化も楽しめる日本酒だと思いました。
開栓したて:まるでグレープフルーツ!
香りは控えめですが、どこか柑橘系を思わせる香りがします。 口に含むと、甘さはやや控えめで、キュッとした酸味と心地よい苦味が広がります。このバランスが、まるでグレープフルーツを食べているかのようです!
いわゆるクラシックな山廃のイメージとは全く違い、そのモダンな味わいに驚きました
開栓2日後:香りが開き、甘みが増す
はっきりと香りが立ってきたのを実感! 開けたてよりも味わいの角が取れて、甘みが少し前に出てきた印象です。グレープフルーツ感は健在ですが、よりジューシーで親しみやすい味わいに変化しました。
開栓7日後:苦味が消え、まろやかに
後味に感じていた心地よい苦味がかなり穏やかになり、全体の印象がぐっとまろやかに。 グレープフルーツの爽やかさは残しつつ、甘みと酸味のバランスがさらに整い、優しい味わいになりました。個人的には、この頃が一番好みかもしれません。
まとめ:山廃が苦手な人にこそ飲んでほしい革新的な一本!
今回も、本当に美味しい日本酒に出会えました!
この「鵠(HAKUCHO)」は、私が持っていた「山廃仕込み=昔ながらの日本酒」という苦手意識を、良い意味で裏切ってくれました。 蔵元がこだわる「酸」を最大限に活かし、それをモダンな味わいとうまくかけ合わせている、そのような日本酒だと思います。
- 食事にも合わせやすい、甘すぎないスッキリとした日本酒を探している方
- 「山廃仕込み」のイメージを覆すような、新しい味わいに出会いたい方
- グレープフルーツのような、爽やかな酸味と果実感が好きな方
このような方にぜひ試していただきたい一本です。
今回も、素晴らしい日本酒に出会えました。
日本の杜氏さんたちに、心からのリスペクト! ウホッ♪
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